執筆担当/D-BLACK
(注意:ゲームの説明やらでちょっと長文)

3月21日は、本来、毎週の稽古曜日である金曜日。
でも前日20日が祝日ということで稽古はそちらに移動。代わりに21日の稽古はナシという事になった。
ここでミッシェルこと三島和也は考えた。
本来は稽古曜日だから基本的に皆のスケジュールは空いているはず。この機を利用して、何かしよう。

そんなワケで、転機与砲?ゲーム大会開催となった★

ゲームといっても、Wiiとかプレステなどのゲーム機ではない。カードやボードなどの、テーブルゲームだ。
D-BLACKはテーブルゲーム好きで、けっこう所有している。それも多くは、一般にはなじみの薄い、ドイツやアメリカ製のもの。「モノポリー」ぐらいなら、ご存知の方もいるかもしれない。一応、転機与砲で、こうしたゲームを遊ぶサークル“UTAGE”というものをつくっていて、たまに遊んでいる。が、最近はなかなか集う機会がなく、久々のゲーム大会となった。

さて。夜8時、集まった勇者は7名。うち2名は今回公演から加入の劇団員。交流?親睦という面では、集めたミッシェルの思惑が当たったかもしれない。なにしろ、「ゲームは人間が出る」ものだから。以下、ゲーム進行の概略とともに、この2名の特徴を振り返ってみる。

ゲーム慣れしている“UTAGE”メンバーは4人だけだったので、まずは簡単に遊べるもの…ということで「6ニムト」というカードゲームから。
なるべく、罰点の札を引き取らないようにするゲームで、運と読みが半々ぐらい。ここで新加入劇団員、青海珊瑚の特徴があらわれ始める。けっこう、考えこむタイプのようだ。が、このゲームでは思考の甲斐なく、あえなく最下位に。

次に、「フラックス」というカードゲーム。これは、プレイ中に勝利条件やルールがどんどん変更されていくという、予測のつかない展開が特徴のゲーム。持っている手札を全部使うルールになったり、4枚引いて1枚しか使えず手札が溢れかえる状態になったりという混乱ぶりが楽しめた様子。ただ、ほとんど運に左右されるゲームだけに、プレイヤーの個性はみえにくい結果だった。

そして最後は、メインディッシュとなった、思考とカンを駆使するボードゲーム「スコットランドヤード」。
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これは、盤上でおこなう鬼ごっこというべきか。「警察とドロボウ(警ドロ)」という遊びをしっていればそれがもっとも的確な表現かもしれない。
具体的には、1人の怪盗を、5人の警察が追い掛けるという構図で勝負する、ちょっと変わったゲーム。盤上にあるマスを、それぞれが「タクシー」「バス」「地下鉄」といった交通手段を使って、逃げたり追い掛けたりする。ただし、怪盗はふだん、どのマスにいるかはわからない。てがかりは、特定の手番に姿をあらわすこと。またもうひとつ、どの移動手段を使ったかだけは、基本的に判るようになっていること。それらをたよりに警察チームは移動先を推理して追い詰める。24ターン逃げ切れば怪盗の勝ち、捕まえれば警察チームの勝ち。
このゲームで特に、特徴を印象づけたのが、もうひとりの新加入劇団員、LOADMAX(ロードマックス)。なにしろ、このゲームの怪盗役で、最短逮捕記録(転機与砲調べ)をたたき出してしまったのだ。先に述べた「姿をあらわす特定の手番」の1回目を待たずに終了。警察側に推理のスの字もさせる間もなく…おそらくこのようなことは今後も起きないと思われる。また、青海珊瑚も、このゲームで怪盗役を担いそれなりに逃げたが、残念ながら逃げ切れずという結果だった。
なんだかんだで、この思考タイプのゲームを一番多く遊び、気がつけば深夜1時をすぎていた。思えば、考えるのが好きなメンバーが集まっていたと思う。

ともあれ、皆が楽しめた様子で、ゲームの提供側としては嬉しい限り。こういったゲームは一般に馴染みはないけれど、一度遊べば皆、楽しんでくれる。できれば、もっと多くの人に知ってもらえたらと思う。もしかしたら、転機与砲に関わっていなければ、そういった活動をしていたかもしれないなあ。

以上、長文&乱文にて失礼シマシタ。