こんにちは。12月に入ってめっきり寒くなりましたね。
ストーブの前から動けなくなっている弥生です。
さっきまで色々作業していたのですが、息抜きにちょっと、ブログをしたためております。
本日はそうだなー 稽古メニューについてちょっとお話しましょうか。

公演直前はやっぱり脚本あって、その公演にむけた稽古っていうのが主なんですが、近場に公演がないときも、週に2~3日集まってカラダの基礎を作る稽古をしています。
本番を迎えるためには、演出をつけて板の上に立てばいいってものではありません。
地道にカラダを鍛え、発生を鍛え、殺陣やダンスの基礎を学ばないと、なかなか面白いお芝居を作るのは難しいです。

日ごろからカラダを鍛えている人も居るけど、なかなか1人で基礎力をつけるっていうのも限界がある。(特に殺陣なんかそうですね)
そして私みたいなモノグサ野郎は、こういう集まりでもないかぎり本格的に体を鍛えるトレーニングをしません。
……あ、冷たい目で見ないでください! 痛い! 痛いですっ!


さて、さまざまな思惑がある基礎練習。
稽古の内容なんかは稽古日報に書いてはいるのですけれども……。
まあ、興味の有る人は見て行っておくんなさいませ。

1.ストレッチ
どんな稽古もストレッチから入ります。
全身の筋肉を順番順番に伸ばしていくのです。
一応、これやったら次はこれーって感じでやり方は決まっています。
基本は足から頭の方へ登っていくようなイメージで筋肉を伸ばします。
足や腕なんかは、表と裏・左と右って感じで筋肉ありますよね。なので、それももれなく伸ばしていきます。
ストレッチすると、どんなに寒い日でも体がぽかぽかしてきますよ。

2.筋肉トレーニング
腹筋・背筋・腕立てをやります。
その日何回するかっていうのはそれぞれ違います。
遅筋を鍛えるためにカウントをとってゆっくり腹筋をする日もあれば、速筋を鍛えるために早く腹筋する日も。
腕立てふせは女性と男性でメニューが違います。
だいたい女性は男性の半分くらいの数やります。それでもなかなか腕は痛いです。

3.発声・滑舌
ここまでが終わったら、発声をします。
ごろーんと横に転がって、腹筋の緊張と、声帯の緊張を解きます。
声が出てくるようになったら、滑舌の稽古。
表情筋をめいっぱいつかって、口周りを中心とした表情筋のトレーニングは、本気でやると想像を絶するほど顔が疲れます。

4.白兵殺陣稽古
素手で戦う殺陣の基本をおさえた稽古をします。
多分空手ベースで、正拳・裏拳・まわし蹴りなどの基礎と、防御の練習なんかもたまにやります。
技をつなげたコンボの稽古から、二人一組になって攻勢・守勢の稽古まで、その時々によって稽古内容は細かく違います。
最初はなかなか戸惑いますが、キレイにコンボつながった時の爽快感はたまんねーです!

5.剣術稽古
次に、木刀を持って剣を扱う稽古をします。
抜刀・納刀にも、やり方ってものがあり、ぶっちゃけ初めて刀を握った人はなかなかサマになる抜き方・納め方は出来ませんし、剣道経験者じゃなければ、木刀を振ることもなかなか難しい。
ので、稽古なのです。
打ち合いみたいなのはしません。
基本的には、どうやって振るのか、剣を持ったときの動き方、そして八方と呼ばれる型の稽古が主です。

6.ダンス稽古
やったりやらんかったりだけど、BGMにあわせてウォーキングの稽古だと思ってもらえれば。
ダンスの基礎は、リズム感ですので、それを鍛えつつ、ダンスの基礎を稽古します。
ウォーキング、ステップ、ターンと、後半になればなるほどなかなかに難しい内容になっていますが、上手くリズムに乗れたときは楽しいです。

7.台本稽古
ここまでの基礎を稽古した後、台本を用いた稽古をやります。
内容は時によってさまざまです。
既成台本を読むこともあれば、過去公演の台本を用いることもあります。
読みもやはり回数をこなさないとなかなか上手くいきませんし、感情表現も同様。
いかに表現の幅を広げ、お客さんにどのように自分を見せるか? を稽古していると思っていただければいいと思います。

こんな感じで、転機の基礎練習は行われています。
既に稽古に慣れているベテランメンバーや、稽古の指揮を執る有賀さんが「こうやったらええで!」って感じで教えてくれるので、初心者の方にも安心(・w・)

ちょっとお芝居にかかわってみたいかなぁなんて思った人は、是非一度基礎練習に遊びにきてもらえると嬉しいです。

稽古は毎週火曜日・木曜日(19:30~)と、日曜日(13:00~)です。
場所は転基地にて行っています。(倉敷インターすぐそば)

もし興味の湧いた方は、jinji@tenkiyohou.netにご連絡の上、是非お越し下さいませ~