あれか5年・・・芸文よ。私は帰ってきた!! 前回芸文館アイシアターでやった公演は、15周年記念の「フェアリーウィッシュ」 そっから5年が経つと・・何と20周年じゃぁありませんか?!! 普段ならヤッホー記念じゃお祭りじゃーい!と騒ぎ立てますが、・・・色々ありました。本当に色々ありました。 まず直近で公演やったのが3年前。令和元年「FLAME」。岡山の天神山での話ですわ。 そっからひと悶着あって、テンゲキで大騒ぎして、ホームである転基地を引き払い、心機一転再出発!てところに!コロナですわ。もう演劇関係軒並み全滅。 令和2年は不毛の一年間。 イベントやら客演やらも全部おじゃん。 この先芝居出来るのかって本気で悩みましたね。 令和3年になってようやく客演やイベントも出れるようになり、他の団体も公演打つようになり、うちらもそろそろいけるんじゃね?て感じで本公演を決定! 長いね。長かったねー。ようやくだねー。 そんなこんなで満を持しての本公演! そもそもの始まりは一年前、FM倉敷さんから頂いた企画でラジオドラマをやったことから始まる。 団員数人が持ち回りで15分のラジオドラマを書き、演出し、収録する。 それを月1で半年間、計6本。 試行錯誤しつつ毎月書いては録音し、何とか5本を録り終えて、最後の作品になった時、ふと舞い降りたタイトルが「ラジオ作家が六人」だったわけ。 何かその頃メインで活動してた団員が六人で、しかも6本作品作ったから最後はそこをもじって書いてみたら意外とおもしろく。 六人それぞれ個性強目の作家を作って競い合わせたバカ話となりました。(YouTubeで見てね!) さて・・そこで、ですよ。 この六人また使いたいなーて。 どうせなら作家になる前の段階で戦わせたら面白いかなーって。 そして去年、ちょうど6月頃、ミュージカルに出たんですよ。 岡山で活躍されてる清水ゆきさん主催で、昭和の芝居小屋のお話。 そこで芝居小屋をたたむかどうかって。 その時にエライ感銘を受けて、一つの団体の衰勢を描くのって面白いなぁと・・・よし、組み込もう!六人の作家が、作家にならなきゃ母体が滅ぶと言う設定をプラス。 これで物語全体にテーマができたし、ドラマも動機付けが出来た!いいじゃん!! 今回、色んな事情で複雑な舞台装置は組めない、衣装や道具に凝れない、効果はなるべく使わないといった厳しい制限があり、現代劇でいくしかないと団内で決まり、それでも熱く燃える展開を作るにはどうしたら良いか。 転機らしいアクティブでアグレッシブな芝居にするにはどうしたら・・と悩んだ結果、やはりピンチを皆で解決していく。しかも意志の力や仲間の力を使い。 ピンチは所属団体の消滅。 解決策は傑作台本を作り出す。 この流れで大まかに物語を作り始めました! 今、すべての作業をやり終えて、無事に幕を降ろす事が出来ました。 コロナ禍の中、密回避のため稽古場がない、又は職場でコロナが出たから稽古に来れない、怪我で動けない、病気で動けない、家庭が、仕事が、社会が、世界が・・・ 色んな困難が立ちはだかりました。 それでも、なお、お芝居の楽しさ素晴らしさ、困難を乗り越え、二度と味わえないリアルな瞬間を、皆様に提供する事が出来ると信じてここまで邁進する事が出来たのは、ひとえに、こんなわがままな団長である僕を信じてついてきてくれた団員、客演の皆様、協力してくれた全ての仲間たち、そして、転機の芝居を楽しみにしてくれている観客の皆さまのおかげです。 おかげさまで大きな事故もトラブルもなく公演を終了することが出来ました。 皆様、本当に、ありがとうございましたm(_ _)m 劇的集団転機与砲 有賀とういちろう